深川第一病院では、患者さまの様々な容態に対応できるよう、各種病棟を準備し、個々のニーズに応じた適切な医療を提供していきます。
3〜7F病棟(医療療養病棟) 270床
急性期の治療が終了した後も引き続き医療の必要性が高い方の病床で、中心静脈栄養、気管切開部管理、酸素吸入、かく痰吸引などを必要とする方の医療保険適応の病床です。
平成18年の第5次医療法改正で、医療療養病床は主に医療区分2・3に該当する患者さまが入院する病床として位置づけされる様になりました。
医療区分2・3の内容は下表のとおりで、それ以外の疾患や状態は医療区分1とされます。
医療区分3 | |
24時間持続して点滴を実施している状態 | |
スモン | |
医師及び看護職員により、常時、監視及び管理を実施している状態 | |
中心静脈栄養を実施している状態 | |
人工呼吸器を使用している状態 | |
ドレーン法又は胸腔若しくは腹腔の洗浄を実施している状態 | |
気管切開術又は気管内挿管が行われており、かつ、発熱を伴う状態 | |
酸素療法を実施している状態 | |
感染症の治療の必要性から隔離室での管理を実施している状態 | |
医療区分2 | |
尿路感染症に対する治療を実施している状態 | |
傷病等によりリハビリテーションが必要な状態 | |
脱水に対する治療を実施している状態、かつ、発熱を伴う状態 | |
消化管等の体内からの出血が反復継続している状態 | |
頻回の嘔吐に対する治療を実施している状態、かつ、発熱を伴う状態 | |
せん妄に対する治療を実施している状態 | |
経鼻胃管や胃瘻等の経腸栄養が行われており、かつ、発熱又は嘔吐を伴う状態 | |
頻回の血糖検査を実施している状態 | |
筋ジストロフィー症 | |
多発性硬化症 | |
筋萎縮性側索硬化症 | |
パーキンソン病関連疾患(進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、パーキンソン病(ホーエン・ヤールの重症度分類がステージ3以上であって生活機能障害度がU度又はV度の状態に限る。) | |
その他の難病(スモン及び12〜14までを除く。) | |
脊髄損傷(脊髄損傷を原因とする麻痺が四肢すべてに認められる場合に限る。) | |
慢性閉塞性肺疾患(ヒュー・ジョーンズの分類がX度の状態に該当する場合に限る。) | |
人工腎臓、持続緩除式血液濾過、腹膜灌流又は血漿交換療法を実施している状態 | |
基本診療料の施設基準の別表五の三の三の患者 | |
悪性腫瘍(医療用麻酔等の薬剤投与による疼痛コントロールが必要な場合に限る。) | |
肺炎に対する治療を実施している状態 | |
褥創に対する治療を実施している状態(皮膚層の部分的喪失が認められる場合又は褥創が2ヵ所以上に認められる場合に限る。) | |
末梢循環障害による下肢末端の開放創に対する治療を実施している状態 | |
うつ症状に対する治療を実施している状態 | |
他者に対する暴行が毎日認められる状態 | |
1日8回以上の喀痰吸引を実施している状態 | |
気管切開術又は気管内挿管が行われている状態(発熱を伴う状態を除く。) | |
創傷(手術創や感染創を含む。)、皮膚潰瘍又は下腿若しくは足部の蜂巣炎、膿等の感染症に対する治療を実施している状態 |