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※名称の由来について〜医療法人アンリー・デュナン会〜

 医療の基本は、老若男女を問わず、患者さんにとって最善のものと考えられる医療を目指さなければならないことは当然でありますが、その医療は医学科学の進歩に基づいていなければなりません。

 
しかし、それらばかりだけでなく、患者さんを一人の人間として、尊敬し、心の通った全人医療でなくてはならないと思います。

 患者さんの一つの臓器のみを対象とするのではなく、病を持つ人間として、身体全体はもとより、心の中まで注意深く考え、更には、患者さんの置かれている社会問題にまで踏み込んで対応することを常に心がけておかなければならないと考えます。

 法人名の由来は、国際赤十字運動の創始者であり、第1回ノーベル平和賞を受賞したアンリー・デュナン
(Jean Henry Dunant)氏の名前をいただいています。

 当法人を設立した故永倉民郎が、大学時代に国際赤十字運動に傾倒、25歳の時にアンリー・デュナン氏が著した「ソルフェリーの思い出」を読んだことにより感動し、自らも「エルムのさゝやき」副題(私の赤十字心のルーツ)と題した小冊子を自費出版するほどでした。深川市に医院を開業以来日本赤十字社にも多大な貢献をしてきました。

 本法人の設立にあたり、アンリー・デュナン氏の功績が示す通りすべての人々のためにあまねく友愛の精神をもって医療福祉を行うことを目的として、地域医療のコーディネーターを目指している当法人の目標としているものを端的に表わすことの出来る名称として同氏の名前を法人名といたしました。


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